現代の忙しい生活の中で、誰にも邪魔されない「自分だけの空間」が欲しいと思ったことはありませんか?仕事や趣味、学びに集中できる場所を作りたいと感じたことはありませんか?
もしそうなら、あなたにおすすめしたいのが、いしたにまさき著『あたらしい書斎』です。
自分だけの空間を作るヒントが満載
『あたらしい書斎』は忙しい現代人にとって、自分だけの「こもれる」空間としての書斎を作るための具体的な方法を教えてくれます。また、新しい刺激を得たり気分転換をする場所として「外にある書斎」を見つけるためのヒントも紹介されています。
デジタルを活用して書斎を開こう
『あたらしい書斎』はデジタルとアナログをうまく活用して情報を整理し、そこで生まれたアウトプットを積極的に外に開くための環境づくりについても紹介されています。ここで紹介されているアイデアを実践すれば、自分だけの静かな書斎を作りつつ、そこで得た知識を外の世界にも積極的に発信することができるようになるでしょう。
本書からあなたが得られるもの
- 書斎に必要な「3つの機能」とは?
- 1畳の空間からできる書斎の作り方
- 自分に合った本棚の選び方と活用方法
- デジタルを活用した書斎の「開き方」
- 「外にある書斎」に求める条件とは?
印象に残った言葉
機能を改善してくれるものはデジタルで(P.59)
環境を改善してくれるものはアナログで(P.60)
デジタルとアナログを使い分けるヒントは日々の情報管理にも応用できそうです。例えば、機能的に便利になる面はデジタルで管理し、雰囲気や感覚を高める要素はアナログで整える。このバランスが心地よい空間づくりのカギかもしれません。
公開しても実害のない情報は、積極的に公開してメリットを得ることを考えるのが、ウェブ時代の情報の運用方法であるということです。(P.146)
例えば自分で思いついたアイデアを自分の中であたためているあいだに、他の人がウェブに発表してしまうかもしれません。情報共有の敷居が低くなった現代では、共有に消極的であることがリスクになる可能性があるのです。(P.146)
自分だけの空間で深めた知識やアイデアを積極的に外に公開することの重要性が語られています。現代のウェブ時代においては、情報を抱え込むだけでは機会損失のリスクを伴う場合もあり、公開することで新たなチャンスが広がるという考え方が印象的でした。
まとめ
『あたらしい書斎』は忙しい現代人にとって、自分だけの集中できる空間を作り出すための具体的なヒントを教えてくれます。書斎づくりのポイントはもちろん、デジタルを活用した環境づくりや新たな刺激を得る場所の見つけ方についても触れられており、読後にはすぐにでも実践したくなるでしょう。
もし「自分だけの空間が欲しい」と思っているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。あなただけの素敵な書斎づくりのヒントが、きっと見つかるはずです。
書籍情報
書籍名:あたらしい書斎
著者:いしたにまさき
出版社:インプレス
発売日:2012/09/21